「同じような感性を基盤にした最大公約数」

今日のAERAで、こんな言葉を見つけました。


表紙を飾った小田和正さんが、自作のエッセンスをこのように表現していました。
そして、「刹那的で、人が生きている間だけ感じられる日本人の共通感性のようなもの」が通底しているということでした。確かに詞はべったり感はなく、シンプルな自然表現が多い。だからこそ、多くの人が立場を自分に置き換え、同感できるのかもしれませんね。

ただ、小田さんが今書いている詞が、オフコース時代のそれとは明らかに違うことをファンなら知っているはず。
今回のインタビューの最後に、「昔は自分のために歌いたかった。…でも今は、みんなを元気にしなくては、という思いが強い」と言っているように、以前とは方向性が変化しています。
手許にある三年前の新聞コラムの切り抜きにも「これからは思い出と友達が勝負」と書かれています。だから、『the flag』のような同じ団塊の世代への応援歌ができたのでしょう。

高二の時、アルバム「ワインの匂い」を初めて聴いて、そのメロディーと透き通った声に驚いてから、すでに三十余年。あの頃小田さんが、売れなくてもひたすら鈴木康博さんと自分達のめざす音楽を求めていた時代と異なり、今は還暦を過ぎて、余裕を持って自分の音楽を楽しんでいる。そんなゆとりが「みんなを元気に」という言葉に表れているような気がします。





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