『増悪』

寡聞にして知りませんでした。



一見すると「憎悪(ぞうお)」と認識しそうなこの言葉ですが、よく見ると「憎」ではなく「増」。
これは「ぞうあく」と読むんですね。
重箱読みのこの言葉、悪かった病状がさらに悪化するという意味の医学的な用語のようです。

この言葉は、先日ある方の診断書の病名に書かれていた文字ですが、そのときはおまけに「急性」まで付いていました。
…加速度を増して、さらに病状が悪化し侵されていくようなイメージ、恐怖を覚える言葉ですね。その現実を考えると暗澹とした気持ちになります。

余談ですが、関連語に「寛解(かんかい)」というのがあることを知りました。
病状が一時的に軽くなったり、消えたりした状態のことを示すようです。しかし、再発することもあり得るので「治癒」ではない…。
う~ん、こういった言葉をお医者さんから“さらっ”と言われても、意味がわからずに「ふむ、ふむ」などと言いながらつい聞き逃してしまいそうです。

参考:「病院の言葉」を分かりやすくする提案(国立国語研究所「病院の言葉」委員会)



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